全ては巡ってうまくいく【トーラスクリエイション】

スピリチュアルに軽やかにこの世を生きる

損か得か

セラピストのお仕事は、お仕事であって、お仕事じゃない。これは師匠ともよく話してきたことでもあるのだけど、たとえば知識とか技術とか、そういう小手先のものじゃなくて、生き方そのものが「仕事」なんだなぁ。

朝起きて、お白湯を飲み、朝ごはんを作って食べる。顔を洗う。服を着替える。洗濯をする。身支度をする。そんな一つ一つすら「セラピスト」の一部分になるのだ。だからある意味プライベートなんか、あってないようなものだし、セッションの中や講座の中で、それを公にして話すことも少なくない。師匠とは居住地が離れていたこともあって、講座の都度寝食を共にさせていただいた。一緒に調理をして、一緒に食べる。温泉に入って、時間を惜しむように夜通しコミュニケーションをとる。理屈を左脳に叩き込むのではなく、空気から皮膚を介して細胞に染み渡らせる感覚。全ては粒子であって波長だからね。

損得というほとんどは、物質によって計られるものだけと、エネルギーの交換に損得は無い。「儲ける」という概念も無い。ただ、対価を受け取り、次に循環させるのみだ。よって「儲かる仕事か」と聞かれるととそうじゃないと答える。セラピストは儲けることを目的とした仕事ではない。ただし、結果として儲かることがある、とも書いておく。

自転車操業」のイメージは世間的に「良くないこと」とされている。だけどそれを図に書くとまさにトーラス型循環構造そのものになる。良くないどころか豊かさの象徴なんだけどね本当は。それをずっと一人一人に伝え続けてきたのだけど、もう最近それに疲れてきた。だから今こうやって書いている。必要な方が勝手に拾ってくれたらいい。

物質世界に居ながら精神性高く生きるのは難しいのかもしれない。反対に、精神性を高く掲げつつ物質世界を生きる方が少しは易いような気がしている。精神性と物質との間にある空白を埋めるために、わたしは対人セッションでルノルマンピケ(カード)を使う。自分にはレイキヒーリングがあれば充分だ。己の本質を思い出させてくれるレイキヒーリング、今また必要な方が多いらしい。目覚めるべき人たちが目覚めていく。わたしは師匠から受け取った「お役目」という言葉をかみしめながら、日々自分を生きていくだけだ。地上での時間は有限だから、もう立ち止まっている暇はない。