全ては巡ってうまくいく【トーラスクリエイション】

スピリチュアルに軽やかにこの世を生きる

平成という時代がくれた宝物

昭和天皇崩御された時、わたしは20歳で事務員をしていました。その頃は全てに完璧主義なわたしが思い通りの生活を充実させていて、貯金もしっかりしていましたし全てが計画通りに進んでいて気持ち良かったです。それが、どこで歯車が狂ったんだろう?少しずつ少しずつ思い通りに進まなくなって、行き詰まり息詰まり、もう少しで窒息しそうな平成時間が長く続くわけですが。

平成最後の今日は自宅で雑務に追われていて、行きたかった神社への参拝もできず。でも自宅には家族みんなが揃っていて、なんと父親まで揃っていて(笑)、わが家はとても賑わっています。特に、ここ数ヶ月は「家族」にスポットライトが当たっていました。数ヶ月で数年分の絆を深める濃厚な家族時間。うちはご存知の通り再婚家族で血の薄い寄せ集め。寄せ集め家族にしたら上出来でしょう!と、やっと言えるようになりました。きっかけはゲームなんですけどね。でもそのおかげで毎週のように家族が集い、一緒に過ごす時間が増え、みんなが一緒に笑ってるんです。特に男子3人の団結力が強い。その背景には夫が丸くなったこと(体形?)、長男が(精神的に)大人になったこと、次男が同じ目線に立てるようになったこと(身長も伸びました)、全部がうまくかみ合ってきたんですね。そして、長男のお嫁ちゃん予定の彼女も仲間入りして、こんなに嬉しいことはありません。

思えば「家族」は、わたしにとって大きな人生のテーマでした。幼少期から家の中に自分の居場所が無く、夏休みや冬休みは叔母の家に預けられる小学生時代。義務教育を終えると趣味(音楽)に没頭し、社会人になったら門限(22時)までの時間いっぱいを、習い事(茶道華道着付けジム)で費やし、とにかく自宅で過ごす時間を少なくするために工夫していました。嫌いとかそういうものではなくただ、そこに自分の居場所が無かった。それがとてもわたしを不安定にさせていました。

嫌なことは全て反面教師にすることで昇華させる思考がベースにあり、自分が作る家族への想いは、おそらく人一倍強かったと思います。権力を振りかざす父に、ただ洗面所で泣くだけの母を反面教師にして、夫が権力を振りかざすたび真っ向から立ち向かい、子供に八つ当たりする夫を決して許さず。自分がずっと親にして欲しかったことを基準に動いてきました。それが正解なのか間違っているのかなんかわからなくて、ただ自分が想う家族の形だけは見失わず、憧れは捨てずにきました。そして今やっと少しだけ、この方向で間違ってないかな?と思えるところまでになりました。

子供たちには感謝しかないです。長男も次男も二人とも、わたしを助けるために生まれてきてくれたのはわかっています。長男は人生どん底のわたしを支えるために、次男はわたしを精神疾患から救い出すために、それぞれのタイミングで生まれてきてくれました。おかげでわたしは立ち直れて自分自身を取り戻せた。だからこれからはもう子離れをして、息子たち二人を自由にしてあげて、彼らの幸せをサポートしていきたい。そこにシフトする時がきているのだなと思います。だけどそれは決して切れるわけじゃない。

長い時間をかけて築いてきた関係性があって、そこに絆が生まれていて。その時間はぶっちゃけ良いことの方が少なくて、しんどいことの方が多かった。しかしそれを何度も繰り返し逃げずに向き合ってきたことで、今かけがえのない「信頼」があることを実感できています。信頼はかけがえのない財産です。それを今、大切な家族と共有できていることが何より幸せだと思えるのです。

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平成最後に家族で乾杯してきました。令和はもっとみんなが穏やかに、幸せになれるように。そして、幸せのヴォルテックスを巻き起こす家族となれるように。

一人一人の心に芽生えた「絆」という「信頼」は揺るぎません。そんな「家族」という「チーム」が作れたことを今とても嬉しく思います。平成という時代がくれた宝物。

そして宝物は宝物を繋いでいくのです。そうして幸せの連鎖が拡がります。令和はそんな時代にしたい。微力ながら引き続き精進いたします。

最後になりましたが、平成天皇さま皇后さま、平和な時代をありがとうございました。そしてお疲れさまでございました。