全ては巡ってうまくいく【トーラスクリエイション】

スピリチュアルに軽やかにこの世を生きる

アメリカインディアンのスウェットロッジ体験その後

9月1日に人生初、アメリカインディアン・ラコタ族の子宮回帰のセレモニー「スウェットロッジ」体験をした。場所は北海道・黒松内。昨年に続いて二度目の大人スピ合宿。今年のテーマは「原始の力を蘇らせる」。今回も普段からお世話になっているコズミックダンスカンパニー*1の主催。昨年この合宿に参加した時、その後も含めて言葉ではもう言い表せないようないろいろ諸々のコトが自分の内側で起きた。それは全て自分の内に根深く潜む、自分を生き辛くしている元を根こそぎ退治するような、何ならもう、物理的にはDNAや、ご先祖から受け継いだカルマレベルまでの修復のように感じた。パイプセレモニーという祈りの儀式ではもう、とにかく弱い自分の克服をただひたすら祈った。2日間コトある毎に泣いた。全部吐き出すかのように、とにかく泣いた。泣ききってスッキリ。そして今回のスウェットロッジ*2

今年はまた、昨年の泣いてスッキリとは格段に違う何かが起きると思う。進行形。だってまだたった一ヶ月。しかし予兆は充分に感じている。そもそもスウェットロッジは「子宮回帰のセレモニー」と言われているが、同時に「治癒と浄化の儀式」とも言われる。セラピストとしては特に後者について強烈に実感しているし史上最強究極の健康法だと思っている。体内のガン細胞一掃。体温上昇による免疫力向上。子宮回帰はスピリット的に、治癒と浄化は肉体的に、ヒト丸ごと全浄化と言っても過言ではないだろう。だからもう一度生まれ直し、つまりは”赤ちゃんのような生まれたてのまっさらな自分に"という状態に導かれるものなのだと理解できる。心身ともにゼロの状態になる。そしてまたそこから始められる。そんな尊い体験だったと振り返って思う。

体験談として簡潔に言うなら、とにかく熱い。熱かった。まず息が吸えない。なぜなら熱風だから。ロッジ内は高温サウナとかいうレベルではない。深部まで真っ赤に焼けた火山性の石に、ハーブの粉をかけ、それに聖水をかける。その瞬間熱風がロッジ内に充満する。それが超絶熱い。「爆風ってこんななのかな?」と考えていたことを覚えている。吸い込める温度の空気を探して、やっと呼吸をする。汗か何かもうわからない水分が自分から止め処なく流れ出る。サラサラとしていて無味無臭の水。時おり回ってくる柄杓の聖水を口にする程度の水分補給。とにかく出す。出す。出す。カラダから、ココロから。あらゆるものが溢れ出る。感情も然り。不安と恐怖から、いよいよ怒り、もしかしたら狂気にまで発展するかもしれない。あの究極の空間は壮絶だった。少なくともわたしにとってはそうだった。しかし人によっては究極に心地よくて寝てしまうこともあるという。そこで自分がどれだけ内側に不安と恐怖を抱えこんでいるのか思い知らされる。息をするためだけに自分と対話する。そんなことしたことがない。当たり前ってすごいなと思う。あの空間では息をすることが当たり前ではなかった。もう腕が触れ合うほど隣に居る人に声をかけることすらできない。一人一人がそれぞれの空間。そして魂の世界とはそういうものなのではないかとまで思考が発展する。自分だけの思考が全て。他には何もない。

そう考えたら苦手だと思っている人間関係も、煩わしいと思っているご近所づきあいも見方が変わってくる。ケンカ事も揉め事も、全ては今、生きているから。妹が唯一母の死から学んだ事として「死んだらチャラ(ゼロという意味)」だと言って笑うがホントその通りだと思う。起きてくる全ての面倒な事も"死んだらチャラ"なのだからやっちゃえばいい。究極そうなる。わたしはわたし。ありのままで起きること全ては楽しんでしまおう。エラそうだと言われるならエラそうキャラで突き進む。嫌われるなら嫌われていこう。トラブルが起きたらそれも楽しもう。他人目線を気にしてる暇なんかない。

息をすることだけに集中した3時間余りの体験が教えてくれること。まだまだきっと出てくると思うけど、全ての体験こそが豊かさなのだと今のわたしは言える。スウェットロッジ体験の実感はこれからも続く。自分に起きる変化がますます楽しみ。それにしてもすごい体験をした。周りの人にもぜひ機会があればすすめたい。