全ては巡ってうまくいく【トーラスクリエイション】

スピリチュアルに軽やかにこの世を生きる

普段着

3年前かな。あんまりにもわたしが地元で非難されたり誹謗中傷されるので、師匠が「あなたはあか抜けないとダメなのよ」と、地味なわたしの見た目を心配して、一緒に美容院を予約してくださった。そして一緒に原宿にお買い物に連れてってくれた。実の母親ともそんなこと経験したことがなかったので、わたしは単純に楽しかった。賑やかな街並みに賑やかな店内。いつも通りにお洋服をグレーやストライプなど選んでいたら、師匠から容赦なくダメだしw師匠はわたしにシックな花柄を選んでくださった。は、ははは花柄ですかこのワタシが!?と思ったものの、黒ベースに小さな花柄のそれは、重ね着をすると全く違和感がなくヘビロテアイテムとなった。そのキャミソールは今でもクローゼットにしまってある。新生わたしの記念だから。
美容院では人生初のダブルカラーをして、師匠と並んでスーパーサイヤ人になったw。脱色してパツキンになった時はどうしよう…と思ったものの結果、キレイなアッシュピンクにしてもらった。はぁ、これがダブルカラーといふものか。これまでの白髪染め、ではない。師匠から独立した今も、その美容院には通い続けている。田舎者が一人では絶対に入れそうにないお店。せっかく繋いでいただいたご縁、わたしはずっと大切にするよ。

「着飾ること」が親の一言でトラウマになってしまった過去を引きずっていたので、遅すぎる美への目覚め。体型的に合うユ〇クロさんが今でも定番ファッションだけど、スカートはく日も増えた。実はメイクするとめちゃめちゃ顔が派手になる。20代、それで父親に暴言を吐かれたのだけど、今は派手にならないメイクも必要な時にはできるようになった。だけど普段はあまりしない。それには理由があるのだ。

前のブログに、底辺を楽しく生きる自分自身のことを書いたが、底辺だろうが何だろうが「癒し」はあっていいと思う。癒しはお金持ちさんだけが楽しめる贅沢品ではない。現代を生きる全ての人たちに必要なものだと信じている。しかし日本の癒しは「贅沢」で「ラグジュアリー」な印象が強く、実際にリラクゼーションサロン店舗も入り口からキラキラしてゴージャスで「敷居が高い」「余分なもの」「無くてもいい」という一般ピーポーが大半ではないかと考える。わたしが着飾ることへの罪悪感を長年信じていたがごとく「わたしにはそぐわない」とか「わたしには贅沢だ」とお考えの方が多いのではなかろうか。しかし実際のセラピストは冬でも汗だくになる。お客様に汗が落ちないように、こっそり首タオルをかけるときだってあるw。優雅でゴージャスな空間では決してない。あ、念のため「うちのサロンでは」と付け加えておく。健全に生きる為に必要なケアだよ。もっと言えば、病気になる前に、日頃からできることの一つであって、身体に良いお茶を飲むように、身体に良い食べ物を摂るように、特別なことじゃない。

だからわたしは普段着でお客様をお迎えしたいのだ。そして普段着のままお客様に来ていただきたい。それでも清潔感は心がけている。自分のこだわりもあって、使用するタオル類やファブリックはオーガニックコットンで揃えている。実家の洗面所のタオルがいつも、どこかの会社の名前入りで薄っぺらくガシガシして痛かった。これも反面教師。肌触りふわっふわのタオルは、それだけで癒される。普通の部屋、だけど照明は暗めで落ち着く空間にしている。BGMはUSENで見つけたヒーリングミュージックの巨匠宮下冨美夫チャンネル。派手ではない。だけどこだわりの空間を創ってる。

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確かに、ゴージャスで特別な空間で、特別な時間を堪能したい方もいらっしゃると思う。そんな方には申し訳ないのだけど、わたしはこういうスタンスでサロンをやっている。ただ最も重要な技術だけは、超一流のものを常にご提供できるよう自分のケアは欠かさない。自分へのメンテナンスは、何よりも力を入れている。もちろん他人の施術も定期的に受けている。常に万全のコンディションで、どんなクライアントさんが来られても「どんとこい」と自信を持って言える。その時間だけは安心して委ねて欲しい。安心で安全な場所と空間、そして″わたし″を、毎日用意しております、笑。

お客様が緊張して、委縮するような癒しサロンはイヤだ。何しろ、ここは田舎。この土地でセラピストをやっている。大事なことだからもう一度。普通の人に、普段着のまま来てもらいたい。なぜなら、癒しは全ての人に必要だから。