昨日お仕事納めまして大晦日。朝からバタバタと買い物に出かけて、今夜の大晦日を家族と過ごす準備をした。日付が変わったら久しぶりに遠出する予定なので、お節は作らないと決めていた。帰宅してお雑煮は作れるように、お餅や三つ葉などの買い物も済ませて今。お雑煮と言えば、赤穂のばあちゃんが作るお雑煮が絶品だった。澄まし汁にお餅が入っただけのシンプルなもの。三つ葉と柚子の香りが広がる。母も敵わなかったばあちゃんのお雑煮を思い出す。
今年最後の施術はレインドロップでした。お客様は長年統合失調症を患っておられ、一年前くらいからご縁いただいてきた女性。出会った頃は長年のお薬のせいもあって、表情が独特で強張っている。ご結婚を機に、何かわたしも家族の役に立ちたい、できれば外に出て働きたい。頭の重さと氣持ちの重さを克服するために「レイキヒーリング」を試したい、というのが始まり。
レイキは一言でいうと「氣持ちの使い方を学ぶツール」。氣持ちの浮き沈みに翻弄される精神疾患の方に、有用な場合が多々ある。かくいうわたし自身も、アロマを学び、レイキを習得して、重度のうつ病から劇的な回復をした。全ての方に、とは言えないが、やってみる価値はある。そうお話をしてレイキの1stディグリーを伝授し、さまざまな好転反応に向き合い、克服してこられた方だ。具体的な好転反応として、感情が揺れて不安感が増す。体の痛み、彼女の場合は腰痛が酷くて動けなくなった。何度もご自宅まで足を運び、アロマテラピーや施術で毒素排出のサポートを試みる。わたしの手に負えないと判断した時は、信頼している鍼灸師さんをご紹介もさせていただいたりもした。
まず、大前提として「病気は自分で治すもの」と自覚していただくところから始まる。特に、精神疾患はお薬が治してくれるものではない。ただ処方されるお薬を飲むだけではなくて、自分が飲んでいるお薬のことを自ら調べて理解するところから。そのうち、自分の症状とお薬の関係性を把握できるようになる。ある時から彼女も、自ら主治医に「こんなお薬が欲しい」とオーダーできるようになったと言う。自分の状態を知ったからこそ、できる注文だ。彼女の中に「病気と向き合う」という意識が芽生えた証拠でもあった。
それからしばらく期間が空いて、久しぶりにご予約が入った。残念ながら、うちにご予約が入る時は、不調な時だ。しかし、お話を聞くと、精神薬を一切断ち、就業訓練に通っているという。すごいすごい！しっかり自分の目的に向かっている彼女を素晴らしいと思った。それでは今回ご予約をいただく目的は？「他人とうまくコミュニケーションが取れなくて孤独感を感じている、昔のクセが出てきて落ち込んでいる」とのこと。わたしお得意のカードを使った心理セラピーでもいいし、思考と心身をハーブの力でスッキリさせるレインドロップもいいと考え、その旨をご案内した。
そして当日、久しぶりにお会いする彼女は顔色がとてもいい。若干お疲れのご様子はあったけど、決して悪い氣がしない。就労訓練のため毎日通勤？してるせいだろうか。彼女のお話を聞いてみる。「人の中にうまく入っていけなくて孤独を感じている。その時に想ったことがあるのでメモしている」と言われて、わぁ！メモ取っているんだ！と感激した。自分の想いを書くという作業は、自分の内側と対話すること。病気と向き合う、のみならず、自分と向き合う、ということがすでに日常化しているということ。手渡されたメモを拝見させていただくと、人の輪に入れない、うまく立ち回れない、イヤだな、と思った時に、ふと、過去に同じような氣持ちになったことを思い出したと書いてある。これこれ。これこそが彼女が学生時代に心身症を発症するキッカケとなった出来事。さらに、幼少期の記憶まで遡って過去の自分を分析できている。素晴らしい！もう長年の病を克服するのは遠くないと確信した。
彼女が苦手だと思っていたこと、他人に迷惑をかけたと″誤解″していたこと、一つ一つお話をしながら思い込みを塗り替えていく。思い違い勘違いそして誤解は、全部吐き出してしまえばいい。その上で浄化作用のあるハーブによるデトックスで心身共にスッキリさせる。レインドロップは、わたしも本当にお世話になった大好きな施術だ。全てクリアになったら、今度は少しずつ成功体験を積み重ねていくといい。毎日一つ「できたこと」をメモしてカウントする。そうやって自信を増やしていく。
焦ることはないし、一人一人進み方は違うから、後退する日もあっていいと思う。だけど、いくつになっても「人は変われる」と信じている。大事なのは「変わりたい」という想い一つ。そして「自分で変える、自分が変わる」という自分軸。
2020年あなたはどうなりたいですか？
時代はさらに加速し、いよいよ5Gの世界に突入する。そのスピードに振り回されず、うまく乗りこなしていく肉体と精神を整える為に、わたしはただわたしのできることを引き続き精進いたします。よろしくお願いいたします。
2019年もありがとうございました。
2020年わたしもさらに進化します。
どうぞ皆様、Happyな新年をお迎えください。
